
最近「ポケモンGO」プレイヤーの中で「DraconiusGO」というゲームが話題になっています。
「DraconiusGO」は位置情報を利用した「ポケモンGO」にそっくりのゲームで、ナイアンティック社は著作権侵害とし、開発者側はそれに反論しています。
今回の記事では「DraconiusGO」の紹介とゲームの著作権について考えてみます。
画像引用:Draconius GO: Catch a Dragon!- App Store
DraconiusGOとは
画像引用:Draconius GO: Catch a Dragon!- App Store
位置情報を利用し、現実世界とリンクしながらペガサス、ユニコーンなどの「魔法生物」を集めるゲームで、育成することでより強力な「魔法生物」になり、他のプレイヤーと戦うことができます。
すごく…「ポケモンGO」っぽいです…
ポケモンGOと似ている点
- 位置情報とリンクして、 魔法生物を捕まえる
- 魔法生物であったら、捕獲アイテムをスワイプして投げる
- 育成することで姿が変わり、より強力になる
- プレイヤーのレベルが設定されている
- 高レベルになるとプレイヤーと対戦できる(専用施設がある)
- マップのオブジェクトに行くとアイテムが入手できる
- 捕獲アイテムなどは課金制にもなっている
- 魔法生物でをペットにし、連れ歩ける
- UI(レベルアップ時)などはほとんどいっしょ
「DraconiusGO」というより
「パチモンGO」の気が….
ナイアンティック社申し立て
当然のように「ポケモンGO」の開発であるナイアンティック社は「DraconiusGO」に対し
AppStoreを通じて著作権侵害
を主張しました。
DraconiusGOの反論
それに対して、「DraconiusGO」の開発者たちは反論を出しました。
以下主張の要約となり、全文はリンク先(「PokemonGOHUB」)をご参照ください。
- ナイアンティックの主張は正当ではなく、我々は権利を侵害しているわけではない
- プログラムのコードやグラフィック(ポケモンなど)を使用しているのではなく、オリジナルである
- AR機能などを用いたゲームの開発は自由で、市場競争の原理に基づいている
管理人個人の見解
市場競争の原理としてゲームを制作することは問題ないとは思います。
例えば、「モンスターハンター」の場合
- 装備を強化して、他のプレイヤーと協力して、強大な敵を倒すゲーム
がコンセプトのいわゆる「狩ゲー」となります。
他の主な「狩ゲー」としては
- 「ゴットイーター」
- 「討鬼伝」
- 「ソウルサクリファイス」
などがあり、基本的なコンセプトは同じです。
「モンスターハンター」はこのコンセプトを独占することはできず、ナイアンティック社も位置情報などを利用することは独占できないと考えられます。
しかし、上記のゲームは
- 世界観・ストーリー・キャラクター
- ゲームの進捗・成長等のシステム
で差別かできているのに対し、
- 「DraconiusGO」はゲーム性、UIなどが「ポケモンGO」あまりにも似すぎていて差別化ができていないため、問題になった
と考えられます。
どの道、
- ナイアンティック社(アプリの開発・運営)
- 株式会社ポケモン(著作権などの管理)
が裁判を起こす可能性が高いです。
「P-GO SEEARCH」(ピゴサ)」を葬った株式会社ポケモン相手に勝てるとは思えませんが….
終わりに
今回の記事では「DraconiusGO」にまつわる事柄と管理人個人の見解をご紹介いたしました。