
海外でポケモンGOの新しい不正対策が始まったようです。
どうやら主に位置偽装が対象で「ブラックリスト」と呼ばれ、今までで最も厳しい警告、それ以上のものとなっています。
今回の記事では「ブラックリスト」の警告と対象アプリについてご紹介いたします。
追記
日本でもプライバシーポリシーが改定され、本格的な対策が始まりそうです。
追記
2018年3月末ごろより、ブラックリストの警告が強化されました。
画像引用:「PokemonGO HUB」
目次
海外で新しい警告画面
ポケモンGOのアップデートにより2017/10/18ごろから海外ではログインをする際に新しい警告画面が発生するようになりました。
画像引用:「PokemonGO HUB」
日本語訳
つまり、
ユーザーが不正なアプリを所持していると警告が出て、該当するアプリを消去しなければ、ゲームができなくなります。
現在は「Android端末」のみが対象のようです。
追記 プライバシーポリシーが改定
海外サイトよりポケモンGOのプライバシーポリシーが改定され、ポケモンGO自体が該当するアプリを検知することができるようになりました。
追記
日本でも改定されました。(最終更新日:2017 年 11 月 1 日より、適用)
これにより、本格的な対策が始まりそうです。
画像引用:「PokemonGO HUB」
日本語訳(赤字が追記され、不正対策にかかわりそうな部分)
d. 機器の情報
当社は、お客様(又はそのお子様)が本サービスを利用した際にお客様(又はそのお子様)の機器の一定の情報(お客様(又はそのお子様)の機器の装置識別子、ユーザー設定及びオペレーティングシステム、お客様によるモバイル機器使用中の本サービスの利用に関する情報、並びに他にインストールされているアプリの情報)を収集します。当社は、本サービスを提供すること、並びにお客様(又はそのお子様)のために本サービスの改善及びカスタマイズを行うことを目的として、収集した情報を使用できるものとします。
「ブラックリスト」とは
日本のエンジニアである佐野榮太郎氏の過去のTwitterより、
ポケGOサーチアプリが流行っている為、一応書いておくと、アプリには、当該アプリを実行している端末に、どの様なアプリがインストールされているか調べる手段がある。
詳しい解説は割愛するが特にiPhoneユーザは要注意。 ー… https://t.co/25osy1dCW1— 佐野榮太郎 (@alpha_arion) 2017年7月31日
つまり、佐野氏の言うような対策が実装されました。
該当するアプリのリストを指して、
- ブラックリスト
と呼ばれています。
追記 日本でも開始
画像引用:究極攻略DB
2017/11/15よりに日本でも「Android端末」でブラックリストが開始され、
該当アプリを削除しなければ、ゲームができません。
該当アプリは?
2017/10/20現在
- 位置偽装アプリ
ゲーム上でのプレイヤーの位置をごまかし、現地に行かずともポケモンをゲットしたり、ジムバトルをする行為。
もちろん、利用規定でも禁止されている。
例:MocKGPS - 個体値チェックアプリ(GOHUBの記事より予想)
特にポケモンGOのアカウントを用いてポケモンの個体値を調べるアプリが対象と思われる。
正確には調べたり、計算しているのではなく、サーバーにアクセスして個体値を直接見ている。
第三者のアプリを経由した不正アクセスとなり、利用規定でも禁止されている。 - サーチアプリ(要確認)
ポケモンの出現位置などが特定できるツール。
情報を得るための仕組みはbotと呼ばれ、これがポケモンGOのサーバーの負担となっていると考えられている。
サーチツールに対する公式の見解など、詳しくは以下の記事をご参照ください。
例:MagicalGO(マジゴ)?、1秒マップ?
が対象のようです。
上2つは以前から
- レアBAN:レア、強力なポケモンを表示、ゲットさせなくするペナルティ
- スラッシュBAN:不正にゲットしたポケモンの使用を制限するペナルティ
の対象でした。
また、サーチアプリで最も影響力があった
- 「P-GO SEEARCH」(ピゴサ)
は株式会社ポケモンの要請で閉鎖しました。
日本語訳 運営のナイアンティック社CEO、つまり、ポケモンGO開発トップ、「ジョン・ハンケ」氏が自伝本で、 と認定していました。 これにより、サーチアプリもブラックリストの対象となる可能性があります。 私は知りません。 また、あったとしても警告が出ているということは運営はすでに把握していることになります。 同様の行為を繰り返せば、 「アカウントの停止 = 永久追放」 もありえます。 また、 対象のアプリは拡大する可能性もあります。 さらに言うとポケモンGOはアイテム課金等、営利目的のアプリです。 そして、開発者(ナインアンティック社、株式会社ポケモン)にとっては営利事業です。 このようなアプリが利益を損なうもの(対策等の費用も含む)と判断された場合、利用者も 損害賠償請求 や 威力業務妨害、 偽計業務妨害 等、刑法上の罪にも問われる可能性もあります。 今回の記事では新しい不正対策である「ブラックリスト」についてご紹介いたしました。 新しいことが分かり次第、追記していきます。追記 サーチアプリを不正認定
抜け道はあるのか?
終わりに
佐野氏の解説にも書かれていますが
AndroidでなくiPhoneが対象ですね。
日本版のプライバシーポリシーを見るとiPhoneは改定されていますが、Androidは改定されていません。
(時間の問題でしょうが)
コメントありがとうございます。
着々と不正対策が進んでいるようですね。
ナイアンティック社は新しく「ハリー・ポッター」のゲームを開発していると発表しました。
そのため、ポケモンGOへのマンパワーは少なくなり、多少強引でも不正行為の対策を進めたいように感じました。
確認したところAndroidも(日本版のプライバシーポリシー)も改定されているようです。
(ポケモンGO経由でも確認済み)
https://www.nianticlabs.com/privacy/pokemongo/ja/
ご確認ありがとうございます。
遂にナイアンも本腰を入れたということでしょうか。
間違いなく位置偽装系は即ban、
サーチツールは利用者が多そうなので微妙ですが、見せしめにランダムでbanくらいはするかもしれませんね。