ポケモン歴代の悪の組織を比較・まとめ:目的・ボス・幹部・その後
シリーズ最新作「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」には歴代の悪の組織のボスたちが集結した「レインボーロケット団」が登場することになり、話題になっています。
今回の記事では「レインボーロケット団」に属する、初代「赤・緑・青・ピカチュウ」から第六世代「サン・ムーン」までに登場した悪の組織のボス・幹部・目的、その後などをまとめました。
なお、ストーリーなど完全なネタバレとなりますのでご注意ください。
画像引用:ぽけりん
ロケット団
- 登場: 赤・緑・青・ピカチュウ(ファイアレッド・リーフグリーン)、金・銀・クリスタル(ハートゴールド・ソウルシルバー)
- 目的:ポケモンの密漁、密売などポケモンを利用して金儲けや権力を手にする。
他の組織と比べるとかなり現実的な目的。 - ボス:サカキ
高いカリスマ性で束ね、 金・銀・クリスタルで他の団員たちが帰りを待つなど人望もある。
また、トレーナーとしての腕も高くトキワシティのジムリーダーでもある。 - 幹部:ハートゴールド・ソウルシルバーでは以下の固有キャラクターとなる。
ランス:ヤドンの井戸でヤドンの尻尾の密漁の指揮をしていた若い男。ラムダ:変装の達人である中年の男。ラジオ塔の局長になりすまし、のっとりの準備を進めていた。
また、アジトのセキュリティも担当し、彼の声で合言葉を言わないと発電機の扉は開かないようになっていた。アテナ:若い女性で、アジトではワタルとタッグを組んで戦うことになる。
アポロ:サカキが失踪した後のロケット団を束ねていた男。
他の幹部とともにラジオ塔をのっとり、サカキの帰りを待っていた。 - その後:
初代:サカキが敗れたことで解散、サカキもトレーナとしてやり直すことを宣言して失踪した。
第二世代:ラジオ塔をのっとりを阻止され、再び解散する。
リメイクではサカキが呼びかけに応じ、向かおうとしていたがセレビィのとき渡りでやってきた主人公に阻止される
マグマ団
- 登場:ルビー、サファイア、エメラルド(オメガルビィ・アルファサファイア)
- 目的:生命が活動するための陸地を増やす
オメガルビーでは人類の発展のために陸地を増やす - ボス:マツブサ
ルビー、エメラルドでは対立し、 サファイアでは協力することになる(アルファサファイアではアクア団と対立しているが協力しない)。
リメイク版では冷静で神経質な性格となり、また、ポケモンも対等ではなく、下に見ているように見受けられる - 幹部:
カガリ:女性幹部。リメイク版ではやや幼く、感情を表に出さない性格になっている。
また、マツブサを父親のように慕っている。ホムラ:男性幹部。リメイク版ではやや太めで野心家である。
その一方で、組織をよりよくするように積極的に活動もしており、部下からも慕われている模様。 - その後:グラードンを目覚めさせるも、あまりにも強大な力(全ての海が干からびる)を目のあたりにし、自らの過ちを悟り、組織を解散させる
リメイク版では解散せず、新しい道を探ることになる。
アクア団
- 登場:ルビー、サファイア、エメラルド(オメガルビィ・アルファサファイア)
- 目的:生命の源である海を増やす
アルファサファイア ではポケモン理想郷のために海を増やす。 - ボス:アオギリ
サファイア、エメラルドでは対立し、 ルビーでは協力することになる(オメガルビィではマグマ団と対立しているが協力しない)。
リメイク版では豪快で実直な性格となっている。
また、ポケモンを第一と考え、そのためには自己犠牲もいとわない。 - 幹部:
イズミ:女性幹部。リメイク版ではスタイルのいい、妖艶な女性。
また、アオギリとは幼馴染の模様。ウシオ:男性幹部。リメイク版では筋肉質で色黒の男性
アオギリを「アニキ」とよび、慕っている。 - その後:カイオーガを目覚めさせるも、あまりにも強大な力(全ての陸地が海に沈む)を目のあたりにし、自らの過ちを悟り、組織を解散させる。
リメイク版では解散せず、新しい道を探ることになる。
ギンガ団
- 登場:ダイヤモンド・パール・プラチナ
- 目的:心があるから争いを生み出すとし、心が無い完璧な世界を作り出そうとする。
- ボス:アカギ
冷静で論意的な思考を重んじる、完璧主義な性格。それゆえ、心というあいまいなものを排除しようとする。
また、表向きは新エネルギーの開発を目的とし、演説などで部下達の信頼を得ていた。
しかし、その部下達は役立たずとし、自分以外の者を見下すようにも取れる。 - 幹部:
マーズ:谷間の発電所で最初に出会う女性幹部。ジュピター:アジトで出会う女性幹部。
サターン:男性幹部。アカギの真の野望も見抜いていた模様。
プルート:プラチナのみ登場する、科学者の壮年の男性。
- その後:主人公に伝説のポケモンをゲットされ、野望は打ち砕かれ、アカギは失踪する。
プラチナではプルートが組織を率いてヒードランを入手しようとするも阻止され、逮捕される。
マーズ、ジュピターはアカギを探す旅に出て、サターンは残った団員を束ねて、まっとうな組織運営をしようとする。
プラズマ団
- 登場:ブラック・ホワイト、 ブラック2・ホワイト2
- 目的:人々にポケモンを解放させ、独占しようとする。
- ボス:ゲーチス
七賢人の1人だが、プラズマ団の実質的なボス。ブラック2・ホワイト2ではポケモンの開放という建前は捨て、実力行使でイッシュ地方を支配しようとする。
また、後述のNは幼いころより外部と隔離、偏った思想を植えつけ、人々を洗脳するためのカリスマへの育てた。
一方で、Nは人の心を持たない化け物と称するなど、シリーズ中でもトップクラスの外道。 - 幹部:
N:ブラック・ホワイトの名目上のボスの少年。
ポケモンは人々から切り離すことが理想とし、行動していた純粋な心の持ち主。アクロマ:ブラック2・ホワイト2の名目上のボス。
ポケモンの力を引き出すことを目的とし、そのためには手段を選ばないマッドサイエンティストな面(善、悪も無いと考えている)も見せる。七賢人:ゲーチスを含めた、プラズマ団の指揮を執る幹部。
世界征服の野心とポケモンの開放を目的した者があり、一部はブラック2・ホワイト2で再び敵対する。ダークトリニティ:ゲーチスの直接の部下で、手足となって暗躍する。
ブラック2・ホワイト2で再び敵対し、バトルもする。 - その後:主人公にゲーチスが敗れたことで、野望は打ち砕かれ、Nはゲーチスと決別する。
ブラック2・ホワイト2で再び動き出すが、阻止され、ゲーチス最終的には廃人同然となってしまった模様。
アクロマは主人公の戦いからポケモンの力を引き出すのは「ポケモンとの絆」と見出し、プラズマ団を解散させた。
フレア団
- 登場:X・Y
- 目的:人々が争うのはポケモンや物質が足らないからとし、争いをなくすために命の数を減らそうとする。
目的のために、かつて、カロスで起きた戦争を止めるため(両陣営を滅ぼす)に使用された最終兵器を発動させようとしていた。 - ボス:フラダリ
表向きはトレーナーを支援するホロキャスターを作成した「フラダリラボ」のトップ。
基本的には善人で若いことろより、人々のために働いてきたが、要求はエスカレートする一方で、努力が報われることはなかった。
そのため、人々に絶望し、「奪い合いを無くすために人々やポケモンを減らすしかない」という歴代でもトップクラスの危険な思想に行き着いてしまった。 - 幹部:
パキラ:フレア団のNo2である女性。表向きはアナウンサーやポケモンリーグの四天王も勤める。
また、ホテルのスイートルームを待ち合わせの喫茶店感覚で利用するなど財力の高さも伺える。科学者:フレア団の5人の科学者。コレア・アケビ・バラ・モミジは女性で、クロセシキは男性。
- その後:主人公に阻止され、自暴自棄になったフラダリは最終兵器を発動させるもエネルギーが不十分だったため、アジトと最終兵器を所滅させるに過ぎなかった。
フラダリの生死は不明で、クロセシキはその後、独自に行動するが失敗する。
また、パキラは何事もなかったように四天王を続けるなど勝ち逃げ状態となる。
終わりに
今回の記事では「レインボーロケット団」に属するボスたちが率いる歴代の悪の組織についてまとめました。