2017年ポケモン映画: 「キミにきめた」を公開初日の朝一に見てきました。
この映画は主人公サトシとパートナーであるピカチュウとの出会いの物語をホウオウや新ポケモンであるマーシャドー、オリジナルキャラを交えて、新規で作成されたもの（パラレルワールド）です。
また、20周年記念と言うことで長年のアニメファンへのサプライズも多くあります。
今回の記事では「キミにきめた」の感想と考察を完全ネタバレでお届けします。
画像引用：ぽけりん
目次
プロローグ サトシとピカチュウの出会い
プロローグでは、アニメ無印編の第1話「ポケモン キミにきめた」のリメイクとして、サトシ（声：松本梨香）とピカチュウ（声：大谷育江）の出会いのシーンが描かれます。
そして、最後にサトシはホウオウの羽である「にじいろのはね」を手に入れます。
オープニング
映画のオープニングでは「めざせポケモンマスター -20th Anniversary-」 （うた：松本梨香）が流れる中、サトシとピカチュウの冒険が描かれます。
そして、その中でサトシは初めての野生のポケモンであるキャタピーをゲットします。
エンテイとヒロイン・マコトとの出会い
旅の途中で立ち寄ったポケモンセンターでサトシは伝説のポケモンであるエンテイが近くに現れたという噂を耳にし、探しにいきます。
そして、ヒロイン・マコト（声：佐藤栞里）に出会います。
エンテイをめぐりバトルと二人でしたが、それが原因で野生のイワークを怒らせてしまいます。
そして、サトシは身をていしてイワークを止め、キャタピーはとトランセルに進化し、二人は一緒に旅をすることになります。
ヒトカゲとライバル・クロス
旅を続けるサトシの前に雨の中、主人を待ち続けるヒトカゲに出会います。
そして、そこにライバルとなるトレーナークロス（声：逢坂良太）とパートナーであるルガルガンがやってきて、ヒトカゲを捨てたこととしつこいので待っているように指示したことを話します。
クロスの身勝手な態度にサトシとマコトは激怒しますが、クロスは「弱いやつが悪い」と去っていきます。
クロスのキャラクター
- ひたすら、強くなることを求める
- 論理的にバトルを組み立てる
- そのためにはポケモンに非常な態度を取ることもある
といったクロスのキャラクターは「ダイヤモンド・パール編」のライバル・シンジに似ており、オマージュとなっています。（シンジはここまでポケモンにひどい扱いはしませんが…）
ソウジとの再会とヒトカゲを看病
弱ったヒトカゲを洞窟に避難させた際、エンテイを追ったときに出会ったソウジ（本田奏多）と再会し、ヒトカゲを看病します。
サトシ、マコト、ソウジはともに一夜を過ごしながらポケモンとの関係の大切さを再認識します。
そして、夜が明け、サトシはヒトカゲをゲットし、三人で旅をすることになります。
さらに、マーシャドーがサトシの影に入り込みます。
クロスとのポケモンバトル
旅を続ける中で、ヒトカゲはリザード、トランセルはバタフリーに進化します。
そして、サトシが「にじいろのはね」をゲットしたことを知ったクロスがバトルを申し込みます。
サトシはリザードを出し、優勢でしたが、ガオガエンのダメージを受けることで強くなる特性を活かしたクロスに完敗してしまいます。
失われた光とマーシャドー
自分の考えに反するクロスに敗北した悔しさやソウジに正論をぶつけられたことでサトシは半ば自暴自棄になってしまいます。
さらに、ピカチュウにも八つ当たりをし、「にじいろのはね」の光が失われます。
そして、マーシャドーはサトシにある夢を見せ、サトシはパートナーであるピカチュウの大切さを再認識し、「にじいろのはね」に再び、光を取り戻します。
サトシの夢の意味は
マーシャドーは「にじいろのはね」を手にした者を影から見守り、光が失われた際に、その者の心を正すとされています。
サトシがマーシャドー夢では
- サトシの部屋に飾られている御三家の絵が車の絵に置き換わっている
- オーキド博士（校長）のゼニガメジョウロが普通のものに置き換わっている
- サトシが学校に行き、授業を受ける
- 鉄筋コンクリートの学校や電線などポケモンの世界から離れた建物が登場する
から、
ポケモンが存在しない世界での10歳のサトシの日常を描いている
と思われます。
その世界にサトシは違和感を覚え、大切なパートナーであるピカチュウを思い出し、その大切さを再認識します。
テンセイザンでの別れと新たな出会い
テンセイザンに向かう途中、オニドリルに襲われる「ピンクのバタフリー」をサトシのバタフリーが助け、2匹の中は深まります。
そして、テンセイザンに着いた際、この時期のバタフリー達は繁殖のために南に渡ることをサトシは知ります。
一度は、バタフリーと別れることをためらうサトシでしたが、バタフリーの幸せを考え、別れる決意をします。
その後、ホウオウと「にじのはね」を研究しているボンジイ（声：古田新太）と出会い、虹の勇者の伝説について話を聞きます。
クロスとの再戦
サトシが「にじのはね」を掲げようとしたとき、クロスが
「ホウオウに合うのは自分だ」
と再びバトルを仕掛けてきます。
リザードとガオガエンとのバトル、序盤はクロスが優勢でしたがリザードンへの進化とサトシとの絆が上回り、クロスに勝利します。
しかし、納得のいかないクロスは「にじのはね」を奪い、掲げてしまいます。
そして…..
マーシャドーの怒り
「にじのはね」は光を失い、どす黒く変化し、「悪しき心」と判断したマーシャドーが、ポケモンとトレーナーを引き離すために、クロスのルガルガンや周囲のポケモンを操り、サトシ達に襲い掛かります。
マーシャドーとホウオウの関係
マーシャドーはホウオウにふさわしいトレーナーであるかを見極め、反すれば「魂を奪う」ポケモンでした。
一方、ホウオウは三匹のポケモン（エンテイ、スイクン、ライコウ）を蘇らせたことから「生命を与える」ポケモンとして、ついになっている存在でした。
出合った時と同じように
マーシャドーとポケモン達の猛攻によりピカチュウは倒れてしまいます。
倒れたピカチュウに対して、サトシは出合った時と同じように身を挺して守ります。
そして………
この続きはぜひ、劇場でご覧になってください。
