ポケモンGO:ピゴサの仕組みと原理 規約違反、レアBAN対象か?

PokemonGO ピゴサ

多くの方がご存知だとは思いますが「P-GO SEARC」(以下 ピゴサ)と呼ばれるポケモンの出現が分かるサーチツールがあります。

ピゴサはポケモンGOの公式が認めているツールではなく、違法性が強いです。

この記事ではピゴサの原理や仕組み、規約違反、レアBANになるのかなどをお伝えします。

画像引用:「P-GO SEARCH 利用規定

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追記 公式見解

公式サイドは不正認定

運営のナイアンティック社CEO、つまり、ポケモンGO開発トップ、「ジョン・ハンケ」氏が自伝本で、

  • サーチツールをチート・不正

と認定していました。

ピゴサの仕組み 初期段階

ピゴサはポケモンGOリリース直後の初期の段階では海外の「Skiplagged」 、「ポケタン」などのほかのサーチツールからデータを流用していた模様です。

データ流用の証拠

2016/9ごろからピゴサの画面上にポケモンのアイコンでSkiplagged 、「ポケタン」などの文字が表示されました。

SKIPLAGGED pokemon-go-p-go-search-poketan

画像引用:情報科学屋さんを目指す人のメモ

これは「Skiplagged」 のデータを流用しているアプリをあぶりだす為の「Skiplagged」 側が仕掛けたトラップでした。

実際に「Skiplagged」 は以下のような投稿をし、データらが流用されていること示しました。

So a while back, we built an api endpoint that instantly provides live positions of wild pokemon. It was meant for use by our services and personal use by anyone (who agrees not to abuse, of course).

Not surprisingly people have been abusing this, to the point where lots of websites and mobile apps are calling it directly.

引用:PokemonGO DEV

 

日本語訳

だからしばらくして、私たちは野生のポケモンのライブポジションを即座に提供するapiエンドポイントを構築しました。それは、私たちのサービスと個人の使用(誰かが悪用しないことに同意する人)による使用のためのものでした。

驚くことではないが、人々はこれを悪用して、多くのウェブサイトやモバイルアプリが直接それを呼び出すようになっている。

その後の展開

といっても「Skiplagged」 はポケモンのデータを不正に収得していたのでナイアンティック社に対策され、使えなくなりました。

本来ならデータを流用していたピゴサも使えなくなるはずですが、ピゴサは生き残り日本のサーチアプリをほぼ独占している状態です。

では、ピゴサどのようにデータを収得しているのでしょうか?

追記 立場逆転

現在、「ポケタン」などの別のサーチツールのほうが「ピゴサ」からデータを流用しているようで、「ポケタン」などのほうに「ピゴサ」と表示され、立場が逆転したようです。

ピゴサの仕組み 現在に至るまで

データの流用ができなくなった後から現在にたるまでピゴサは大量のbotを走らせることでデータを少しずつ収得していると考えられます。

botとは

botはコンピュータによって自動化することをさします。

ピゴサの場合はPTCアカウントで作成して、サーバーからデータを自動的に取っていると考えられます。

そして、botの使用、及びデータを収得する(不正アクセス)行為はポケモンGOの利用規定に反している行為です。

また、最近、特にポケモンの出現が変化するイベント前後で、PTCがログインできない状況になると決まってピゴサも使用できなくなるのでこの説は強いと思われます。

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ピゴサはbotをどうやって走らせているのか

おそらくピゴサーIDでPTCアカウントを作成し、bot化していると考えられます。

ピゴサーIDとは

ピゴサーIDを設定することで未発見のポケモンを見つける(めくる)と経験値が貰え、レベルが上がるとピゴサの機能(ゲーム性の追加)が拡大されます。

そして、このめくる行為がbot、つまり、ポケモンのデータを収得していると考えられます。

追記

ピゴサID

画像引用:「P-GO SEARCH 利用規定

  • ピゴサIDでログインししていると以下の機能を利用できる
  • レアをサーチで発見と…..

とあるので利用規定で「ピゴサIDでポケモンの情報を収得している」といっているようなものです。

ピゴサーIDをbot化するメリットとして考えられるのは

メリット1 botであるとばれにくい

例えば東京でポケモンをゲットし、1分後大阪、さらに1分後北海道でゲットするのは「DEATH NOTE」でも物理的、常識的に不可能なのでbotであるとすぐにバレます。

一方、「めくる」ならばタイムロスなどもあり、さらに自分が今いる場所付近を「めくる」人が多いので不自然な動きにはならずbotとはばれにくいです。

また、短期間のうちに連続で「めくる」と「連打制限」というペナルティがあるみたいですね。

メリット2 バレても逃げられる

botがバレても数が多いのと、IDもほぼランダムなのでピゴサ本体は大してダメージを受けないと考えれらえます。

特にピゴサーIDとポケモンGOのアカウント、パスワードを同じにしている場合は「呪われます」とピゴサの規定にも書いてあります。

また、偉大な漫画「こち亀」の主人公、両津勘吉は

まずは逃げ道を確保しておくのが『裏家業(プロフェッショナル)』の基本だ

という名言を残しています。

つまり、ピゴサはプレイヤーが楽しめる仕組みを作っている

と見せかけて、

自らの不正行為をするのと広告収入(ピゴサにも広告があります)を得るためにプレイヤーを利用しているとも考えられます。

さらに、高いゲーム性も入れているのでプレイヤーの罪悪感は薄れて行ってしまっています。

ピゴサ 広告収入

なお、この説に明確な証拠はありませんがピゴサと同じく

ご了承ください

画像引用:「P-GO SEARCH 利用規定

とします。

追記 ピゴサはとんでもない領域に…

ピゴサ オートサーチ

ピゴサは「しんぴのちから」に対応し、全国の人口密度が高い政令都市、中核都市に出現しているほぼすべてのポケモンが分かるようになりました。

相当なbotが動き、サーバーに負担をかけていると考えられます。

また、他のサーチツールからデータを抜き取っていたとしても総負担は同じです。

ピゴサの利用は違反、BANされ.. 追記あり

詳しくは記事の後半の公式からの見解をご覧ください。

また、最近、一部のレア、強力なポケモンが表示されなくなる「レアBAN」と呼ばれるペナルティが起きています。

そして、Twitterで「レアBAN」に関して公式の回答を受け取ったユーザーが現れ、話題になっています。

追記 どうやらレアBANは一時的で現在は解除されているようです。

要点のまとめ

    • 公式が認めていない第三者(サードパーティ)のWEBサイトやアプリの使用は不正行為とみなされる場合がある
    • 公式は現在、公式が認めている第三者のWEBサイトやアプリは存在しないと声明を出している
      補足 現在公式が認めているツールは「PokemonGO Plus」のみ

  • これらのサイト、ツールの中でもゲーム、ユーザーの公平性を損なうツールが対象となりやすい
  • ユーザーが言うには「レアBAN」は解除されない(事実上の永久BANに等しい)
    個人情報の関係から出せないが、解除しないとのメールがきたそうです

ピゴサを含むサーチツールは

  • レアポケモンや高個体値の出現位置が分かり、ゲットしやすくなる
  • 当然、ジムや対人戦で有利になる
  • 交換機能が実装されたさい、交換する際のレート、バランスが崩れる

ため

ユーザーの公平性を損なうツール

であることは明白です。

さらにピゴサIDを持っていなくとも使っているかどうかを判断する方法はいくらでもあります。

もっと大事になれば、アップルストアなどのインストール履歴や個人情報もナイアンティック社に提供されるでしょう。

さらに、プログラムでのピゴサ自体の対策が難しくとも

レアBANは一時的なはずでは

確かに出ていたようですが

  • 数回だけ、日常的だったのかでペナルティが異なる
  • あくまで海外の公式なので日本での基準は異なる
  • 対処が強化された

とも考えられます。

追記 スラッシュBANの対象?

ジムの改良、レイドバトルに向けて新しく「スラッシュBAN」と呼ばれている不正対策が開始されました。

詳しい内容やピゴサが対象となるのかなどは以下の記事をご参照ください。

サーチツールに対する公式の見解

ピゴサ 違反 読売新聞

引用:YOMIURI ONLINE

これは2016年9月の3連休の日、お台場でのラプラス騒動が起きた際の「YOMIURI ONLINE」から一部抜粋したものです。

このなかでナイアンティック社ははっきりと

「サーチツールは規約違反」

明言しています。

ジョン・ハンケ氏

ナイアンティック社CEO、つまり、ポケモンGOの最高責任者であるジョン・ハンケ氏は以下のように語っています。

John Hanke, the CEO of Pokémon Go developer Niantic, hinted in an interview with Forbes’ Ryan Mac that popular fan-made tools like PokéVision, Poké Radar, and Poké Notify may not be long for this world.

“Yeah, I don’t really like that. Not a fan. We have priorities right now but they might find in the future that those things may not work.

“People are only hurting themselves because it takes some fun out of the game. People are hacking around trying to take data out of our system and that’s against our terms of service.”

引用:YAHOO!FINANCE より一部抜粋

日本語訳

ポケモンGO開発会社ナイアンティックのCEOであるジョン・ハンケ氏は、ForbesのRyan Macとのインタビューで、PokéVision、PokéRadar、PokéNotifyなどの人気のあるファン製ツール(海外のサーチアプリ)はこの世には長くないと示唆しています。

“ええ、私はそれが本当に好きではありません。(これらのアプリを使用する人は)ファンではありません。私たちは今、(対策への)優先順位を持っていますが、将来的にこれらのことがうまくいかないかもしれません。

「人々はゲームから楽しいものを奪うだけなので、自分自身を傷つけているだけだ。人々はシステムからデータを取り出そうとしているが、それは利用規約に反している。

日本のポケモンGO公式

ゲームがリリースされて間もないころ日本のポケモンGO公式はこのような声明を出し、

「様々な第三者がサーバーへ不正なアクセスを試みる事で、ゲームの運営が更に難しくなるばかりでした。

(南米地域に)配信が遅れてしまった理由はPokémon GO のアプリ外から利用規約に反してサーバーへ不正にアクセスしようとする第三者のアグレッシブな行為によるものです。

としています。

さらに、対策後のサーバーの負担状況を公開し、不正アクセスが運営の妨げになっているとしています。

サーバー負担

画像引用:ポケモンGO公式サイト

このようにサーチツールは位置偽装と同じように運営側に余計な負担をかけ、トレード機能やジムの改善など本来のポケモンGOをより面白くする仕組みを作るのを妨げているのは明白です。

もし、「ピゴサを使うのも個人の自由」という方がいらっしゃるなら

  • 運営と使わないプレイヤーに多大な迷惑が掛かっていること自覚するのと
  • 運営にアップデートが遅い、ピゴサがなければつまらないのは運営の技量不足などということのないようにしてください

 追記 サーチツールの使用者はどれくらい?

また、あるTwitterのアンケートによると

8割近くのユーザーがサーチツールを使っているというデータ

が出ました。

追記 公式でサーチツールを作ればいいんじゃないの?

追記 地域格差がひどい

確かに、ポケストップの数、ポケモンの出現数など地域格差がかなりあります。

しかし、

追記 ピゴサ対策が遅れている理由

海外のサーチツールの対応

海外のサーチツールで、日本でも初期に人気だった「Pokevision」の運営はこの発表を受け、

日本語訳

やあ、皆にお知らせがあるんだ。

私達はナイアンティックと任天堂の希望を尊重するよ。

とし、アプリの配信を停止しました。

日本で「ニアバイ」機能が遅れたことやジムなどのゲームバランスが崩れているのはサーチツールが原因とされていますが、あながち間違っていないようです。

追記

追記 レイドバトルでピゴサはどうなるのか

ジムの大型アップデートが発表されましたが、準備段階で一部のポケモンの巣が消滅したようです。

これは、新しいジム戦に向けてポケモンの出現が調整されたのではないかと考えられます。

また、レイドバトルはピゴサなどのサーチツールに対する対策なのではないかと以下の記事で考察しました。

 

追記 悪質な場合は使用者も…

レイドバトルが実装され、ポケモンGOの状況は変化し、サーチツールを使用していると最悪、他のスマホゲームのように使用も刑事告発される可能性があります。

他のゲームの例だと

「不正行為で課金せずに有料ガチャを行い、レアキャラをゲットする」

などが考えられます。

ポケモンGOの環境は大きく変化した

レイドバトルにより、従来のスマホゲームのようにポケモンGOは

課金者ほど有利なゲームになりました。

例えば、バンギラスの強化を行う場合

  • 従来:ヨーギラスを捕まえる、長距離(10Kmでアメ1つ)を歩くなど
  • レイドバトル:レイドバトルでふしぎなあめをゲットし、ヨーギラスのアメにする

とこのように明らかにレイドバトル(=課金)を行うほうが効率がいいです。

課金をしない場合は従来の方法か、無料のレイドパスを使用し、コツコツとアメを貯めることになります。

このままサーチツールを使用した場合…

しかし、サーチツールという公式が認めておらす、従来のゲームから外れた方法でポケモンをゲットし、強化していくと

「不当に課金を逃れるためにサーチを使用している」

さらに、サーチツールを用いてレイドボスである、カビゴンやバンギラス(レイドではない野生)が出現したら、通知が来るようにし、ゲットしたら、

「レイドバトルへの課金を踏み倒している」

と上記のガチャ行為に近いものとみなされ、最悪刑事責任を問われる可能性があります。

追記 仮にピゴサがある状況が続いたら

終わりに

今回の記事でピゴサの仕組みやサーチツールへの公式の考え方などをお伝えしました。

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